浅草寺へ子どもと参拝|見どころを予習して雷門・本堂・龍を歩いてみた

体験記録

東京・浅草を代表する観光地、浅草寺(せんそうじ)へ子どもと行ってきました。

雷門の大提灯で有名な浅草寺ですが、今回はただ観光するだけではありません。

せっかく行くなら、浅草寺について事前に調べてから歩いてみよう。

そう思って、

  • 浅草寺はいつ、誰が建てたのか
  • 何宗のお寺なのか
  • 本尊はなぜ「絶対秘仏」なのか
  • なぜ浅草寺には龍がいるのか
  • 浅草寺と浅草神社は何が違うのか
  • 浅草寺に伝わる不思議な伝承

などを予習してから訪れました。

そして子どもには、

  • 雷門の風神はどっち側にいる?
  • 雷神はどっち側にいる?
  • 大提灯の下には何がある?
  • 浅草寺の境内で龍を何匹見つけられる?
  • 本堂の観音さまは見ることができる?
  • 五重塔は本当に5階建てに見える?
  • 浅草寺と浅草神社では何が違う?

という「浅草寺クイズ」も用意していました。

ところが実際に行ってみると、予想外のことが起こります。

いや、真夏の浅草なので容易に予想できたことなのですが……。

とにかく暑い。

猛暑の浅草は想像以上で、息子も途中で暑さにやられてしまいました。

そのため、予定していたクイズや龍探しはほとんどできず。

それでも本堂で参拝し、常香炉の煙をいただき、御朱印をいただいて、おみくじも引くことができました。

そして実際に歩いてみると、予習していたからこそ気づけたものもあります。

今回は、子どもと実際に歩いた浅草寺を振り返りながら、事前に調べた歴史・本尊・龍・浅草神社・都市伝説などの記事にもつながる「浅草寺のまとめ記事」として紹介します。


浅草寺へ行く前に歴史を予習してみた

浅草寺へ行く前の私のイメージは、ほぼ「雷門がある東京の有名観光地」でした。

ところが調べてみると、浅草寺の歴史は想像していたよりはるかに古いものでした。

浅草寺の寺伝によると、その始まりは628年

隅田川で漁をしていた檜前浜成・竹成兄弟の網に観音像がかかり、土師中知がその像を祀ったことが浅草寺の始まりとされています。

しかも、その観音像は現在も浅草寺の本尊とされながら、誰もその姿を見ることのできない「絶対秘仏」です。

さらに観音さまが現れた後には金色の龍が舞い降りたという伝承もあり、浅草寺の山号「金龍山」にもつながっています。

雷門だけを見て帰るのではもったいない。

予習してみると、現地で確認したいものが一気に増えました。

浅草寺の歴史・本尊・秘仏・龍については、参拝前にこちらの記事で詳しく調べています。
浅草寺へ行く前に予習|歴史・本尊・秘仏・龍神まで調べてみた

実際に浅草寺へ|まず驚いたのは人の多さ

実際に浅草寺へ到着して、まず驚いたのが参拝客の多さでした。

この日は猛暑日。

歩いているだけでもかなり体力を奪われるような暑さです。

それでも浅草寺には多くの人が訪れていました。

特に印象的だったのが、外国人観光客の多さです。

「浅草寺は東京を代表する観光地」と知識では分かっていましたが、実際に行ってみるとその人気を肌で感じます。

一方で、子ども連れで真夏の浅草寺を歩くのは想像以上に大変でした。

今回は息子も途中で暑さにやられてしまい、予定していた「浅草寺クイズ」は中止。

無理をして予定をこなすより、体調優先です。

「予習したことを全部確認する」予定が、「確認できるものだけ見る」参拝へ変更することになりました。

雷門だけじゃない|予習してから見ると気になる場所が増えた

浅草寺といえば、やはり雷門。

大きな提灯は写真で何度も見ていますが、実際に目の前にすると存在感があります。


今回は事前に、

「雷門には風神と雷神だけではなく、裏側には天龍と金龍もいる」

ということも調べていました。

有名な場所でも、予習してから見ると見る場所が変わります。

「大きな提灯がある」で終わるのではなく、


なぜ雷門なのか。
誰がいるのか。
どこに龍がいるのか。

そんなことを考えながら歩けるのが、予習してから訪れる面白さだと思います。

浅草寺で龍を探してみた

今回、私が特にやってみたかったのが「浅草寺の龍探し」です。

浅草寺の正式名称は「金龍山浅草寺」。

その名前にもあるように、浅草寺には金龍にまつわる伝承があります。

そこで、

「実際の境内には、どれくらい龍がいるのだろう?」

と探してみることにしました。

実際に歩いてみると、建物の天井などに龍の姿を確認することができました。



写真で改めて見ると、かなり迫力があります。

浅草寺に龍の伝承があることを知っていたので、こうした天井画にも自然と目が向きました。

ただし今回は、猛暑と息子の体調もあり、じっくり境内を回ることはできませんでした。

「浅草寺で龍を何匹見つけられるか」

という自由研究は、残念ながら途中で終了。

それでも、浅草寺と龍の関係を知らずに来ていたら、こうした龍の姿にもそれほど注意を向けなかったかもしれません。

浅草寺になぜ龍が関係しているのかについては、金龍伝説や浅草寺の創建縁起とあわせて別の記事で詳しく調べています。

関連記事▶▶浅草寺と浅草神社の違いは?なぜ隣にあるのか神仏習合の歴史を調べてみた

本堂へ|本尊の観音さまはやっぱり見えない

そして浅草寺の本堂へ。

浅草寺の本尊は聖観世音菩薩です。

しかし、この観音さまは「絶対秘仏」。

一般参拝者がその姿を見ることはできません。

事前にそれを知っていると、本堂を見る感覚も少し変わります。

目の前には多くの参拝者がいます。

そのさらに奥に、約1400年前に隅田川から現れたと伝えられる観音さまが祀られている。

でも、その姿を見ることはできない。

「見ることのできない本尊への信仰が、長い年月にわたって受け継がれてきた」

という浅草寺の歴史そのものが興味深く感じます。

なぜ本尊は絶対秘仏なのか。

本当に誰も見ないのか。

本尊の大きさは分かっているのか。

このあたりは予習記事で詳しく調べました。

関連記事▶▶浅草寺へ行く前に予習|歴史・本尊・秘仏・龍神まで調べてみた

浅草寺で常香炉の煙をいただく

本堂の前では、常香炉から煙が立ち上っています。


私も煙をいただきました。

浅草寺を訪れたときの定番ともいえる光景ですが、実際に行くと多くの人が常香炉の周りに集まり、煙を自分の方へ寄せています。

こうした光景も、写真で見るのと実際にその場に立つのとでは印象が違いました。

観光客でにぎわう浅草寺ですが、その中で実際に手を合わせたり、煙をいただいたりしていると、ここが単なる観光施設ではなく現在も多くの人が参拝する寺院なのだと改めて感じます。

浅草寺で御朱印をいただく|この日は約20分待ち

参拝の記念に、浅草寺では御朱印もいただきました。

この日は参拝客がかなり多かったこともあり、御朱印をいただくまで20分ほど待ちました。

猛暑の中だったので、この20分もなかなか大変。

雷門や本堂周辺だけでなく、御朱印を待っている人の多さからも、浅草寺を訪れる人の多さを実感しました。

時間に余裕がない場合は、参拝だけでなく御朱印をいただく時間も考えておいた方がよさそうです。

浅草寺でおみくじ|結果は「吉」だった

御朱印だけでなく、おみくじも引いてみました。

結果は第四十三「吉」

浅草寺のおみくじは「凶が多い」という話を耳にすることもあるので、少し身構えていましたが、今回は吉でした。

おみくじには、

「月桂将相満」

という言葉から始まる漢詩が書かれています。

説明を読むと、欠けた月もやがて満月になるように、今はまだ手に入っていないものも、時期が近づけば少しずつ好転していくという内容のようです。

願望は「叶うでしょう」。

旅行も「良いでしょう」。

猛暑で予定していた龍探しや子どもとのクイズはほとんどできませんでしたが、最後に「吉」を引くことができました。

浅草寺の隣に浅草神社があるのはなぜ?

浅草寺を調べていて、私がかなり気になったことがあります。

「なぜお寺のすぐ隣に神社があるの?」

という疑問です。

浅草寺のすぐ隣には浅草神社があります。

浅草寺は仏教の「寺」。

浅草神社は神道の「神社」。

現在の感覚では別の宗教施設なのに、なぜこれほど近くにあるのでしょうか。

調べてみると、ここには日本の神仏習合の歴史が関係していました。

さらに面白いのは、浅草神社に祀られている人物です。

浅草寺の創建伝承に登場する檜前浜成・竹成兄弟と土師中知。

浅草寺の始まりに関わった三人が、後世には「三社権現」として祀られるようになりました。

つまり浅草寺と浅草神社は、たまたま隣にあるわけではありません。

二つの歴史は、浅草寺の創建伝承からつながっているのです。

なぜ浅草寺を始めた人たちが後世に神様として祀られたのか。

神仏習合から明治時代の神仏分離まで調べると、浅草寺と浅草神社が隣り合っている理由が見えてきました。

子どもと浅草寺クイズをする予定だったけれど……

今回は、ただ浅草寺を歩くだけではなく、子どもにも楽しんでもらおうとクイズを用意していました。

  • 雷門の風神はどっち側?
  • 雷神はどっち側?
  • 大提灯の下には何がある?
  • 境内で龍を何匹見つけられる?
  • 本堂の観音さまを見ることはできる?
  • 五重塔は本当に5階建てに見える?
  • 浅草寺と浅草神社は何が違う?

事前に浅草寺について調べていたので、これを現地で一つずつ探していけば、子どもにとっても小さな自由研究になると思っていました。

ところが今回は猛暑。

息子が暑さにやられてしまい、クイズどころではなくなりました。

そのため、今回は無理をせず中止です。

少し残念ではありますが、これも実際に子どもと出かけたからこその記録です。

「予定していたことを全部やる」よりも、子どもの体調を優先する。

特に真夏の浅草を子どもと歩くなら、当たり前ですが一番大切なことだと実感しました。

子ども向けに浅草寺の歴史を簡単にまとめた予習記事も作っているので、次に訪れる機会があれば、改めて挑戦してみたいと思います。

関連記事▶▶浅草寺の歴史を小学生にもわかりやすく予習|子どもと行く前に知っておきたいこと

浅草寺には都市伝説のような不思議な話も多い

今回の参拝前に調べていて面白かったのが、浅草寺にまつわる不思議な伝承です。

例えば、

  • 隅田川から観音像が現れた
  • 川へ戻しても再び網にかかった
  • 観音さまが現れた日に一夜で多くの松が生えた
  • その3日後に金色の龍が舞い降りた
  • 本尊は現在も一般には公開されない絶対秘仏

など。

これだけ聞くと都市伝説のようですが、中には浅草寺自身が伝えている創建縁起もあります。

一方で、

「本尊を見ると祟られる」

「浅草寺には特別な属性がある」

といったネット上の話については、公式の伝承とは分けて考える必要があります。

史実なのか、寺に伝わる伝承なのか、それとも後世の俗説なのか。

この違いを調べた記事はこちらにまとめています。

関連記事▶▶浅草寺の都市伝説|絶対秘仏・龍神・徳川家康との関係・不思議な伝承はどこまで本当?

浅草寺から待乳山聖天へ

今回の浅草散策では、浅草寺だけで終わりではありませんでした。

浅草寺から少し歩いたところにある待乳山聖天(まつちやましょうでん)にも参拝しました。

待乳山聖天の正式名称は本龍院。

浅草寺の支院の一つです。

ところが調べてみると、

  • なぜ大根を供えるのか
  • なぜ歓喜天が祀られているのか
  • インドのガネーシャとどうつながるのか
  • なぜ「聖天さまは怖い」と言われるのか
  • 徳川家康が待乳山聖天を隠したという都市伝説

など、浅草寺とはまた違ったテーマが次々と出てきました。

そのため待乳山聖天については別のまとめ記事にしています。

関連記事▶▶待乳山聖天へ行ってきた|大根・歓喜天・怖いという噂まで調べて参拝

予習してから浅草寺へ行くと見えるものが変わった

今回、浅草寺へ行く前にかなり予習しました。

正直なところ、予習した内容を現地ですべて確認できたわけではありません。

龍探しも途中まで。

子どもとやる予定だったクイズもできませんでした。

猛暑で、まず体調を優先しなければならなかったからです。

それでも、予習してから行ってよかったと思います。

何も知らなければ、

「雷門を見た。本堂で参拝した。人が多かった。」

だけで終わっていたかもしれません。

しかし今回は、

「なぜ龍が描かれているのだろう」

「この本堂の奥に絶対秘仏が祀られているんだ」

「なぜお寺の隣に神社があるのだろう」

と、一つ一つのものを見る意味が少し変わりました。

調べる → 実際に行く → 自分の目で見る → さらに気になったことを調べる。

この流れが、今回の浅草寺で一番面白かったところです。

浅草寺について調べた記事まとめ

今回の浅草寺参拝をきっかけに、歴史や伝承についていくつかの記事に分けて調べました。

気になるテーマがあれば、こちらから詳しい記事へ進んでください。

まとめ|浅草寺は「雷門を見るだけ」ではもったいなかった

今回、子どもと浅草寺を訪れました。

猛暑で予定どおりには回れず、龍探しもクイズも途中で断念。

それでも本堂で参拝し、常香炉の煙をいただき、御朱印をいただいて、おみくじも引くことができました。

御朱印は約20分待ち。

おみくじの結果は「吉」でした。

そして何より、浅草寺について事前に調べてから訪れたことで、以前とはまったく違った見方ができました。

浅草寺には約1400年にわたって語り継がれてきた歴史と伝承があります。

一般には公開されない絶対秘仏の観音さまが祀られ、金龍の伝承が残り、すぐ隣には浅草寺の創建と深く関係する浅草神社があります。

さらに少し歩けば、浅草寺の支院である待乳山聖天もあります。

雷門の大提灯だけを見ていた頃には、まったく知りませんでした。

予習して、実際に歩いて、自分の目で見て、また疑問が生まれる。

全部を確認できなかったことも含めて、今回の浅草寺は面白い「自由研究」になりました。

そして今回できなかった、

「浅草寺で龍は何匹見つけられるのか」

これは、いつかもう一度浅草寺を訪れて挑戦してみたいと思います。

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