小学生の夏休みの宿題で、大変なものの一つが自由研究。
今年も子どもから「自由研究、何する?」と相談があり、今回は手作りラムネに挑戦することにしました!
ただ普通のラムネを作るだけでも楽しそうですが、せっかく自由研究として取り組むなら、もう少し実験らしいこともやってみたい。
そこで今回は、
「材料の配合を変えたら、味やシュワシュワ感はどう変わるのか?」
を子どもたちと調べてみることにしました。
作ったのは、次の4種類です。
- ① ノーマル
- ② 重曹4倍
- ③ 重曹なし(クエン酸のみ)
- ④ クエン酸なし(重曹のみ)
特に気になっていたのが重曹の量です。
「重曹を増やしたら、もっとシュワシュワするラムネになるんじゃない?」
そんな単純な予想をしていたのですが……。
実際に作って食べ比べてみると、思っていたのとはかなり違う結果になりました。
まずは親だけでラムネ作りを予行練習
本番では、できるだけ子どもたち自身に作ってもらう予定です。
とはいえ、
- 本当にこの分量で固まるのか
- 水はどのくらい必要なのか
- 小学生でも作れそうなのか
- どの工程が難しそうなのか
など、実際に作ってみないと分からないこともあります。
そこで本番の前に、まずは私一人でノーマルラムネを作って予行練習してみました。
基本のラムネの材料や詳しい作り方については、こちらの記事でも紹介しています。
関連記事▶▶食べるラムネの作り方|小学生の夏休み自由研究にもおすすめ
基本のラムネレシピ

今回の実験で基準にしたノーマルレシピはこちらです。
- 粉砂糖……30g
- コーンスターチ……10g
- クエン酸……小さじ1/2
- 重曹……小さじ1/4
- 水……小さじ1程度
水以外の材料を混ぜる
まずは、水以外の材料をすべてボウルへ入れて混ぜます。
粉の量を見ると、
「本当に水小さじ1くらいでまとまるのかな?」
と少し不安になりました。
水は少しずつ加えた方がいい
水を少しずつ加えながら混ぜていきます。
最初はかなり粉っぽく、
「やっぱり水が足りない?」
と思ったのですが、ここですぐに水を増やさず、そのまま混ぜ続けました。
2分ほど根気よく混ぜていると、少しずつまとまり始めます。
今回はそれでも少し乾燥しているように感じたため、最終的に水を小さじ1/4ほど追加しました。

ここで分かったのが、水を最初から一気に入れないことが大切だということ。
少し粉っぽくても混ぜているうちにまとまってくるので、様子を見ながら少量ずつ追加する方が作りやすそうです。
成形して乾燥させる
まとまった生地を小さく丸めて、クッキングシートの上へ並べます。
実際にやってみると、大きさをそろえて丸めるのは意外と難しい。
ただ、この工程は子どもたちが一番楽しめそうだとも感じました。
多少大きさや形が違っても、それも手作りならではです。

今回は夏場でエアコンをつけていたため、扇風機の前で乾燥させてみました。
予行練習で分かった本番のポイント
一度自分で作ってみたことで、本番で気をつけたいことも分かりました。
- 水は一度に入れず、少しずつ加える
- 最初は粉っぽくても、すぐに水を追加しない
- 少し時間をかけて混ぜてから水分量を判断する
- 子どもが成形しやすいよう、小さなスプーンを用意する
- 乾燥時間も考えて、時間に余裕を持って作る
予行練習をしてみると、「少しコツはいるけれど、工程自体はかなり簡単」という印象でした。
これなら子どもたちだけでもできそうです。
そこで本番では、私はできるだけ手を出さず、計量から成形まで子どもたちに任せてみることにしました。
自由研究本番|4種類のラムネで味を比較する
予行練習で基本の作り方が分かったところで、いよいよ自由研究本番です。
今回はノーマルレシピを基準にして、クエン酸と重曹の配合を変えた4種類を作ります。
① ノーマル
- 粉砂糖……30g
- コーンスターチ……10g
- クエン酸……小さじ1/2
- 重曹……小さじ1/4
これを比較の基準にします。
② 重曹4倍
- 粉砂糖……30g
- コーンスターチ……10g
- クエン酸……小さじ1/2
- 重曹……小さじ1
ノーマルでは小さじ1/4だった重曹を、4倍の小さじ1にしました。
私の予想は、
「重曹が増えれば、シュワシュワ感も強くなっておいしくなる」
です。
③ 重曹なし|クエン酸のみ
- 粉砂糖……30g
- コーンスターチ……10g
- クエン酸……小さじ1/2
- 重曹……なし
予想は、
「酸っぱくなるけれど、シュワシュワはしない」
です。
④ クエン酸なし|重曹のみ
- 粉砂糖……30g
- コーンスターチ……10g
- クエン酸……なし
- 重曹……小さじ1/4
こちらの予想は、
「酸味がなくなって甘くなる。シュワシュワ感はノーマルと同じくらい」
でした。
果たして、予想どおりになるのでしょうか。
子どもたちだけでラムネ作りに挑戦
今回は予行練習を済ませていたので、できるだけ私は手を出さず、最初から最後まで子どもたちに作ってもらいました。
まずは材料を計量する
最初の仕事は材料の計量です。
粉砂糖、コーンスターチ、クエン酸、重曹を、それぞれ必要な量だけ量っていきます。
4種類を同時に作るので、
「これはノーマル」「こっちは重曹4倍」
と確認しながら進めました。
自由研究という意味では、ここも大切な工程です。
同じ材料を使いながら、一部の条件だけを変えて結果を比べることになります。
材料を混ぜる
計量した材料をボウルへ入れ、スプーンで混ぜていきます。

粉砂糖やコーンスターチの量は基本的に同じ。
違うのはクエン酸と重曹の配合です。
ところが、混ぜている段階ではどれもほとんど同じ白い粉にしか見えません。
「これだけの違いで、本当に味が変わるのかな?」
見た目だけでは、ほとんど違いが分かりません。
水を加えて好きな形に成形
粉を混ぜ終わったら、水を少しずつ加えてまとめていきます。
ここは予行練習で一番気になったところ。
水が少なすぎるとまとまらず、多すぎるとベチャベチャになってしまいます。
予行練習で「最初は粉っぽくても、すぐに水を追加しない」と分かっていたので、子どもたちにも少しずつ入れてもらいました。
生地がまとまったら、いよいよ成形です。

最初は丸いラムネを作っていましたが、途中から子どもたちは好きな形を作り始めました。
実験というより、だんだん粘土遊びのような状態に。
でも、子どもたちは楽しそうです。
丸でも四角でも、よく分からない形でも問題ありません。

自分たちで作ったラムネというだけで楽しそうでした。
4種類の成形まで約40分
材料の計量から始めて、混ぜて、水を加え、4種類すべてを成形するまでにかかった時間は約40分でした。
しかも、ほぼ全工程を子どもたちだけで進めることができました。
私は分量や水加減を確認する程度。
「子どもだけで、ここまでできるんだ。」
予行練習では私が作りましたが、一度工程を確認しておいたことで、本番では安心して任せることができました。
4種類のラムネを食べ比べてみた
乾燥させたら、いよいよ実験結果の確認です。
今回見るのは、単純に「どれがおいしいか」だけではありません。
- 酸味はどう変わったか
- 苦味はあるか
- シュワシュワするか
- 予想と結果は同じだったか
このあたりを意識しながら、4種類を食べ比べてみました。
① ノーマル|やっぱり一番おいしい
まずは、クエン酸と重曹を基本の分量で入れたノーマルラムネです。
食べてみると、
「うん。普通においしい。」
甘さの中にほどよい酸味があり、今回作った4種類の中では一番食べやすい味でした。
予行練習でも食べていますが、ほかの配合と比較すると、改めて基本レシピのバランスの良さが分かります。
② 重曹4倍|シュワシュワすると思ったのに……
今回、一番結果を楽しみにしていたのが重曹4倍ラムネです。
予想では、
「重曹を4倍にすれば、シュワシュワも強くなるはず!」
と思っていました。
ところが、実際に食べてみると――。
ほとんどシュワシュワしません。
しかも、おいしくない。
苦いような、生臭いような、なんとも表現しにくい独特の味が残ります。
シュワシュワ感が強くなるどころか、むしろ食べにくいラムネになってしまいました。
これは完全に予想外でした。
③ 重曹なし・クエン酸のみ|かなり酸っぱい
続いて、重曹を入れずにクエン酸だけを入れたラムネです。
こちらは、ほぼ予想どおり。
かなり酸っぱい。
シュワシュワする感じはありません。
ただ、酸っぱいお菓子だと思えば食べられます。
4種類を食べやすさで順位づけするなら、ノーマルの次はクエン酸のみでした。
実際に比較すると、クエン酸がラムネの「酸っぱさ」に大きく関係していることも分かりやすいです。
④ クエン酸なし・重曹のみ|予想していた「甘いだけ」ではなかった
最後は、クエン酸を入れず重曹だけにしたラムネです。
作る前は、
「酸味がなくなって、甘いラムネになるのかな?」
と思っていました。
ところが、こちらも予想外。
シュワシュワ感はなく、味は――。
苦い。そして、どこか生臭いような感じ。
重曹4倍でも感じた、独特の食べにくさがありました。
「せっかく作ったから」と食べましたが、正直なところ、重曹のみと重曹4倍は無理して食べなくてもよかったと思います。
実験結果|重曹を増やしてもシュワシュワは強くならなかった
4種類を食べ比べた結果をまとめました。
| レシピ | 作る前の予想 | 実際の味 | シュワシュワ感 | 予想 |
|---|---|---|---|---|
| ノーマル | 普通のラムネ | ◎ 甘さと酸味のバランスがよくおいしい | あり | ― |
| 重曹4倍 | シュワシュワが強くなる | △ 苦い・生臭いような感じ | ほぼなし | 外れ |
| クエン酸のみ | 酸っぱく、シュワシュワしない | ○ かなり酸っぱい | なし | ほぼ予想どおり |
| 重曹のみ | 酸味がなく甘い | △ 苦い・生臭いような感じ | なし | 外れ |
今回、一番意外だったのはやはり重曹でした。
私は単純に、
「重曹を増やす=シュワシュワが強くなる」
と思っていました。
ところが、実際には重曹を4倍にしても、期待していたようなシュワシュワ感はありませんでした。
それどころか、重曹が多くなることで苦いような、生臭いような独特の味が目立つ結果になりました。
一方、重曹を抜いてクエン酸だけにすると、シュワシュワはしないものの、かなり酸っぱい味になります。
材料を一つ変えるだけで、こんなに味が変わる。
普通のラムネを一種類だけ作っていたら、気づかなかった違いです。
なぜ重曹とクエン酸を一緒に入れるとシュワシュワする?
そして、実験が終わったところで新しい疑問が出てきました。
「重曹だけではシュワシュワしないのに、なぜクエン酸と一緒にするとシュワシュワするの?」
今回の実験結果だけを見ると、
- クエン酸だけ → シュワシュワしない
- 重曹だけ → シュワシュワしない
- 重曹を4倍 → 期待したほどシュワシュワしない
- ノーマル → 一番ラムネらしい
となりました。
どうやら、「重曹そのものがシュワシュワする」という単純な話ではなさそうです。
クエン酸と重曹の両方が入っていることに意味があるのでしょうか。
そして、もしそうならなぜ口の中でシュワシュワするのでしょうか。
作る前には考えていなかった疑問ですが、予想が外れたことで逆に気になってきました。
この「ラムネがシュワシュワする仕組み」については、次にもう少し詳しく調べてみたいと思います。
子どもだけでも40分ほどで4種類作れた
今回やってみて良かったのは、実験結果だけではありません。
もう一つ印象に残ったのが、
子どもたちが最初から最後まで、自分たちで作れたこと。
です。
- 材料を計量する
- 4種類の配合を確認する
- 材料を混ぜる
- 水を少しずつ加える
- 好きな形に成形する
ここまでで約40分。
4種類も作ったので途中で飽きるかなと思いましたが、子どもたちは最後まで楽しそうに作っていました。
ただラムネを作るだけでも十分楽しいと思います。
でも、
「重曹を増やしたらどうなる?」
「クエン酸をなくしたら?」
と条件を一つ変えるだけで、お菓子作りが「実験」に変わります。
さらに今回のように予想が外れると、
「なんで?」
が生まれます。
この「なんで?」が出てきたことが、今回の自由研究で一番良かったところかもしれません。
まとめ|一番おいしかったのは結局ノーマルラムネだった
夏休みの自由研究として、子どもたちと4種類の手作りラムネを作って食べ比べてみました。
食べやすさで比べると、
- ノーマル → 一番おいしい
- クエン酸のみ → 酸っぱいけれど食べられる
- 重曹4倍 → 苦い・生臭いような味
- 重曹のみ → 苦い・生臭いような味
という結果になりました。
食べるだけなら、結局ノーマルレシピが一番。
でも、自由研究として面白かったのはそこではありません。
私が一番期待していた、
「重曹を4倍にすれば、シュワシュワも強くなる」
という予想は外れました。
クエン酸だけではシュワシュワしない。
重曹だけでもシュワシュワしない。
重曹を増やしても、単純にシュワシュワが強くなるわけではない。
では、なぜクエン酸と重曹を組み合わせると、ラムネらしいシュワシュワ感が生まれるのでしょうか。
作って、食べて、比べる。
予想と結果を比べてみる。
そして予想が外れたことで、また新しい疑問が生まれる。
「やってみたら、もっと知りたくなった。」
子どもたちにとっては楽しいお菓子作りでしたが、私にとっても思っていた以上に自由研究らしい実験になりました。
基本のラムネを作ってみたい方は、材料や作り方、失敗しにくいポイントをこちらの記事で詳しく紹介しています。
関連記事▶▶食べるラムネの作り方|小学生の夏休み自由研究にもおすすめ
また、ラムネ以外の自由研究も探している方はこちらもどうぞ。

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