休んでいるのに疲れが取れない理由|休養学から学んだこと

作品記録

片野秀樹氏の『休養学』を読みました。
この本で一番私が得た一言は

休養は、ただ休むだけでは回復しない
精神的な回復こそ重要!!

という考え方です。

では、どうすれば毎日をエネルギッシュに過ごせるのか。
正しい休養の取り方について整理してみます。

休養の考え方が変わった!!

この本で一番言いたいのは現代のストレス・疲労に合わせて休養の取り方を変える必要がある!ということ。

これまでの休養の考え方

これまでの休養はとてもシンプルでした。

  • 安静にする
  • 横になる
  • 寝る

つまり、

①活動 → ②疲労 → ③休養 → ①活動

というループです。

この考え方は、以前は問題ありませんでした。
なぜなら、疲労の中心が「肉体的な疲れ」だったからです。

高度経済成長期のように長時間働いていた時代でも、
実際には仕事の中にある程度の余白がありました。

しかし現代は違います。

  • リモート会議・オンライン商談
  • 上司からの連絡・支持
  • 外出中も事務作業ができる・・・

一日の中の余白はほとんどなくなりました。
外出している先でも細かい確認支持がとんてきます

その結果、

同じように休んでも、疲れが取りきれない

という状態が起きています。

新しい休養の考え方

この問題に対して、『休養学』では新しい考え方が提示されています。

①活動 → ②疲労 → ③休養 → ④活力 → ①活動

従来のサイクルに「④活力」が加わっています。

これによって、単なる回復ではなく、
次の活動に向けてエネルギーを補充する
ことができるようになります。

活力とは何か?

片野氏は、疲労の反対語を「活力」と定義しています。

この「活力」という考え方は少し抽象的ですが、
自分なりに整理するとこうなります。

  • 休養=肉体的な回復
  • 活力=精神的な回復

現代はテクノロジーの発達によって、
肉体的な負荷は減っています。

その一方で、

精神的な負荷は大きく増えている

のが特徴です。

だからこそ、

休養の取り方も変えなければいけない

ということです。

自律神経の4つのタイプ

休養を取らずに活動を続けると、疲労が蓄積し、
やがて自律神経に不調が出てきます。

自律神経は「交感神経」と「副交感神経」から成り、
そのバランスによって4つのタイプに分かれます。

  • アクセルもブレーキも効く「理想的バランスタイプ」
  • ブレーキが効きにくい「交感神経優位タイプ」
  • アクセルが効きにくい「副交感神経優位タイプ」
  • どちらも効かない「よれよれタイプ」

この本を手に取る人の多くは、

交感神経優位タイプ

ではないかと思います。

自分もこのタイプです。

このタイプの特徴はシンプルで、

  • 休むのが苦手
  • 止まるのが苦手
  • 頑張り続けてしまう

だからこそ重要なのが、

疲れる前に休むこと

です。

休むことに罪悪感がある

ここからは、本の内容ではなく、私自身の話です。

正直に言うと、私は「疲れる前に休むこと」がとても苦手です。

頭では大切だと分かっていても、

  • まだ頑張れる気がする
  • ここで止まるのは甘えではないか
  • 全力を出し切っていない気がする

そんな感覚がどこかにあります。

つまり、休むことに罪悪感があるという状態です。

振り返ってみると、私はいつも

  • 自分のやっていることを「当たり前」と思っている
  • できたことより「できなかったこと」に目を向ける
  • 「もっとできたはず」と反省ばかりする

そして、

自分に「よくやった」と言うことがほとんどない

この積み重ねが、知らないうちに疲労を溜めていました。

さらに厄介なのは、

「自分には何もない」という感覚に繋がっていくこと

頑張っているのに、満たされない。
むしろ、どんどん削られていく感覚です。

こういう状態だと、

そもそも休養を取ること自体ができません。

なぜなら、休もうとすると

「休んでいいのか?」というブレーキがかかるから

です。

だからこそ必要なのは、

休むことへの罪悪感をなくすこと

だと思いました。

そのために、自分なりに必要だと感じたのが、

「今日やったこと」を正当に評価すること

です。

どんなに小さなことでもいい。

  • 仕事に行った
  • 家族と過ごした
  • やるべきことを一つ終えた

そういった事実を、きちんと認める。

そして、

「今日はこれで十分やった」と自分に言ってあげる

これができて初めて、安心して休めるのだと思います。

活力=攻めの休養とは何か

ここからは「活力=攻めの休養」について整理します。

まず前提として、私たちの疲れの多くはストレスから来ています。

ストレスの原因となるものは「ストレッサー」と呼ばれ、主に以下の5つに分けられます。

  • 物理的ストレッサー:暑さ・寒さ、騒音、人混みなど
  • 化学的ストレッサー:アルコール、タバコ、薬物など
  • 心理的ストレッサー:不安、緊張、怒り、失望など
  • 生物的ストレッサー:ウイルス、細菌など
  • 社会的ストレッサー:人間関係、家族、金銭問題など

この中でも、日常的に強く感じやすいのは

心理的ストレスと社会的ストレス

ではないでしょうか。

本来はストレッサーそのものを取り除くのが理想です。
しかし現実には、それが難しいことも多い。

だからこそ必要になるのが、

「攻めの休養」=活力を高める行動

です。

攻めの休養の考え方

攻めの休養とは、

精神的ストレスを和らげ、心の疲労を回復させる行動

のことです。

ただ休むのではなく、
意識的に「回復する行動」を選ぶのがポイントです。

具体的には、次の3つのカテゴリーに分かれます。
① 生理的休養(体へのアプローチ)

  • 休息タイプ:横になる、仮眠をとる、早く寝る
  • 運動タイプ:散歩、ストレッチ、軽い運動(アクティブレスト)
  • 栄養タイプ:好きなものを食べる、食事を整える、あえて食べない

② 心理的休養(心へのアプローチ)

  • 親交タイプ:家族や友人と話す、スキンシップ
  • 娯楽タイプ:映画、音楽、趣味、ゲームなど
  • 造形・想像タイプ:絵を描く、料理、妄想、瞑想など

③ 社会的休養(環境を変える)

  • 転換タイプ:旅行、模様替え、場所を変える、外に出る

これらを組み合わせて、
自分に合った休養スタイルを作ることが大切です。

コーピングリスト(実践編)

本書では、具体的な行動リスト(コーピングリスト)が紹介されています。

ここでは、その中から一部をピックアップします。

すぐできる休養

  • 15分だけ仮眠をとる
  • 朝起きたら日光を浴びる
  • 深呼吸をする
  • 軽くストレッチする

体を動かす

  • 散歩する
  • ジョギング・軽い運動
  • お風呂にゆっくり入る
  • ヨガやストレッチ

楽しむ・ゆるめる

  • 好きな音楽を聴く
  • 映画や動画を見る
  • カラオケや読書
  • 楽しいことを想像する

人とつながる

  • 家族と話す
  • 友人と連絡をとる
  • 誰かとお茶する

環境を変える

  • 旅行や外出
  • 部屋の模様替え
  • 空気の入れ替え
  • 少し遠くまで出かける

大切なのは「考えない時間」をつくること

本書を読んで一番に思ったのは

ストレスの原因を「考え続けないこと」

です。

どれだけ休んでいても、
頭の中でずっと悩み続けていたら回復しません。

だからこそ、

意識的に「別のことに集中する時間」をつくる

これが攻めの休養の本質だと思います。

これからやること

今後は、自分なりの休養スタイルを見つけるために、

  • コーピングリストを試す
  • その日の状態を記録する

この2つを実践していきます。

休養は感覚ではなく、
試して調整していくものだと感じています。

その日の状態を記録することについては次のことを書き留めていきます。

  1. 朝起きたときの状態(活力、ニュートラル、疲労をそれぞれ%で記入)
  2. 前日行った活力を回復させる行動、または疲労を積み重ねる行動
  3. 睡眠時間と睡眠の質

ニュートラルと疲労を積み重ねることを記入するのは私のオリジナルを追加しています。

ちょっと試してみてまた経過を記録したいと思います。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました