家族で出雲大社を訪れる前に「稲佐の浜」へ行ってきました。ここは国譲り神話の舞台として有名で、毎年神在月には全国の八百万の神々が最初に上陸すると伝えられている神聖な場所です。ところで、稲佐の浜の砂を出雲大社で清めの砂と交換出来るのはご存じですか?
家族で出雲大社を訪れる前に「稲佐の浜」へ行ってきました。ここは国譲り神話の舞台として有名で、毎年神在月には全国の八百万の神々が最初に上陸すると伝えられている神聖な場所です。
稲佐の浜でのひととき
実際に訪れてみると、ただの海辺とはまったく違う「神様の気配」を感じる特別な雰囲気がありました。
我が家の子どもたちはというと、もう海水浴場に来たかのような勢いで大はしゃぎ!水遊びがスタート。
稲佐の浜の砂を集めるのもそこそこに楽しんでしまい、なかなか稲佐の浜から移動できなかったのも、今となっては楽しい思い出です。
砂浜のそばには足を洗える水場があり、子どもたちが遊んだ後にとても助かりました。
水は冷たくて気持ちよく、夏の暑さを一瞬で吹き飛ばしてくれるほど^^
出雲大社で「清めの砂」をいただく
その後、出雲大社へ。目的のひとつは「清めの砂」をいただくことでした。
清めの砂を頂けるのは、本殿奥にある素鵞の社(そがのやしろ)。
清めの砂の正しい持ち帰り方
せっかくなので「清めの砂」の正式な扱い方もご紹介します。
- まず稲佐の浜で少量の砂をいただき、清め袋などに入れて持参します。
- 出雲大社に参拝した後、その砂を「清めの砂授与所」に納めます。
- 代わりに出雲大社から清められた砂を授かり、自宅に持ち帰ります。
いただいた砂は庭や家の四隅にまいたり、盛り塩のようにして玄関に置いたりすることで「災いを祓い、福を呼び込む」と言い伝えられています。大切なのは「持ち帰るだけでなく、祈りの気持ちを込めて使うこと」だそうです。
実際に訪れてみて
実際に行ってみると、いただける場所はあまり目立たず、少し探しました。
そして驚いたのは「自分が持参した砂を入れる箱」と「社からいただく砂」が同じ箱に収められていること。これもまた“神様の御業”のようで、不思議な気持ちになりました。
稲佐の浜の清らかな空気、子どもたちの笑顔、そして出雲大社でいただいた清めの砂。すべてが「出雲の神秘」と家族の思い出として心に残りました。
これから訪れる方は、ぜひ稲佐の浜で砂をいただき、出雲大社で清めてもらってください。ちょっとした手間のようですが、その流れそのものが「出雲を歩く特別な体験」になると思います。